熊を殺すと雨が降る―失われゆく山の民俗 (ちくま文庫) mobiダウンロード
熊を殺すと雨が降る―失われゆく山の民俗 (ちくま文庫)
07/22/2020 12:28:44, 本, 遠藤 ケイ
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熊を殺すと雨が降る―失われゆく山の民俗 (ちくま文庫) mobiダウンロード - 内容（「BOOK」データベースより） 「熊を殺すと雨が降る」とはマタギに語り継がれる言い伝えである。山の神が聖なる地を熊の血で穢したことを怒り、雨を降らせて山を清くするという意味だ。だがマタギは裏の意味も知っている。熊は雨が降る前に食いだめをするため、この時に撃たれることが多いのだ。けれどもマタギは言い伝えどおりに記憶する。神の祟りを畏れたのだ―。山に暮らした人びとは、生態系の仕組みを科学の目では捉えなかった。そこに人間が自然と折り合いをつけて生きるための知恵を読み解き、暮らしの原点を克明に描いた快著。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 遠藤/ケイ 1944年生まれ。自然のなかで手作り暮らしを実践しながら、日本全国、世界各地を訪ね歩き、人びとの生業や生活習俗を取材。子どもの遊び、野外生活、民俗学をテーマに、絵と文による執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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『山に暮らす』（岩波書店，1992年）→『熊を殺すと雨が降る』（山と渓谷社，2002年）→本書とタイトルと判型を変えつつ、３度目の出版である。山の仕事（杣、木挽き、木地師、漆掻き、炭焼き）、山の猟法（熊狩り、猪狩り、鹿狩り）、山の漁法（魚釣り、手掴み漁、筌漁）、山の食事（魚、山獣、山菜とキノコ）、山の禁忌と５章にわけて、山での生活が紹介されている。長年の取材による詳細な研究であり、いまでは急速に失われつつある文化だけに、きわめて貴重な一冊となっている。じっくりと何度も読み返したい本だ。
de 遠藤 ケイ
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