対訳 フランス語で読む「ルパンの告白」《CD付》 epubダウンロード

対訳 フランス語で読む「ルパンの告白」《CD付》

07/29/2020 14:28:26, , 太田 浩一

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対訳 フランス語で読む「ルパンの告白」《CD付》 epubダウンロード - 内容紹介《傑作短篇「赤い絹のストール」を全文収録》 神出鬼没にして変幻自在、義侠心と愛国心あふれる怪盗紳士アルセーヌ・ルパンの冒険譚を、原文で読んでみましょう。心躍る音声つき。 神出鬼没にして変幻自在、大胆不敵で、義侠心と愛国心にあふれる怪盗紳士、アルセーヌ・ルパン。作者のルブランは、長篇・短篇を合わせ、50を超える冒険譚を世に送り出しました。短篇集『ルパンの告白』から、最高傑作といわれる「赤い絹のストール」を全文読んでみましょう。見開きで、原文、注、訳文、「読解のポイント」が読みやすくレイアウトされています。ミカエル・フェリエ氏の臨場感あふれる朗読と共に、ルパンとガニマール警部の対決をお楽しみください。内容(「BOOK」データベースより)短篇集『ルパンの告白』から「赤い絹のストール」を全文収録。著者について編著者:太田浩一(おおた こういち) フランス文学翻訳家。中央大学兼任講師。訳書に、フローベール『三つの物語』(福武文庫)、モーパッサン『ロックの娘』(パロル舎)、ガボリオ『ルルージュ事件』(国書刊行会)、ヴァノンシニ『ミステリ文学』(白水社文庫クセジュ)、フローベール『感情教育(上)(下)』、モーパッサン『脂肪の塊/ロンドリ姉妹 モーパッサン傑作選』(ともに光文社古典新訳文庫)など。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)太田/浩一 フランス文学翻訳家。中央大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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対訳本なので右ページに太田の翻訳が載っている。訳や語釈に、不正確なところや間違い(訳文にも仏文にも )が散見する。私は太田の指導者ではないので、どことは指摘しない。しかし例えば、" la maison qu'il côtoyait "(p.20 L.8) は「かたわらの家」(p.21 L.6)ではない。日本語「かたわら」に「密着・すれすれ」の意味はない。むしろ「東京タワーのかたわらのビルディング」のように、ゆとりを持たせて空間を認識するときの言葉。昔と比べて、いまの仏文研究者の日本語力は落ちてる。まず、鴎外も直哉もろくに読んだことがなくて,翻訳などに手を出しているんだろうと思われる。もちろんこの本の全体を理解するのに不都合はない。単純なミステリ小説なのであって、ニュアンスを味読する問題はない。中級者以上なら、これはおかしいと気づいて、辞書をひくからいい。しかし、初学者には細部にわたって、ほんとに信頼できる良書を与えなければならない。ところで、付属のCDは、まるで感情豊かなフランス人が同僚に向かって話しているように、ごく自然であり、気持ちがこもっており、とても良い。たまに何度聞いてもわからないところがあった。それはフランス人なら聞いただけで内容を理解でき、内容が理解されているのであれば、細部の発音が少々粗略でも良く解る。臨場感・スピード感の方が大事なので、それでいいわけである。そういうところが、もっと仏文の内容を理解しなければ、と自覚をうながし、刺激を与えてくれる。という意味でも、いい朗読である。なお、この本には、ルパンが主人公の他のミステリ小説数冊に関する簡単な紹介もある。ところが『八点鐘』(これも短編集)については全く記載がないのも奇妙である。 ミステリ小説というのは、江戸川乱歩の有名な「屋根裏の散歩者」がそうだが、ことの運びが甘ったれており、浅薄な印象を与える。ルパンのした物的証拠からの推理もそう。だが小説の筋立てでは、それが犯人逮捕につながり、いつもルパンを苦々しく思っているガニマール警部は大いに面目をほどこす,ということになる。この、警察というがっちりした組織に生きる常識ゆたかな警部の、自由人=libertin ルパンに対する思いが良く解るのが、p. 54,p.55 の部分である。単語の選択から見ると、小説の作者はこの二人の主要人物の関係をはっきりと、いわば社会学的にとらえているのではないかと思う。警部はルパンに対して、la rancune , une admiration involontaire (太田の訳語「無意識の称賛」は 不適切)を抱く。あっぱれな奴だ、とは思いたくないのに、ついそう思ってしまう。警部は自分のその心理を自覚しているからこそ、いまいましく思うのである。そして、警部は自分がならず者のルパンから目がそらせられないのは、devoir と amour-propre が大事だからだ、と思っている。まさしく、社会にぴったり適合して生きる男の自己肯定感は責任感と裏表なのである。そういう四角四面の男にちくりと皮肉を飛ばし、裏をかく、機略縦横の自由人ルパン。この小説は オペレッタなんかに作り直してもいい。なお、動詞がちょっと変わった法や時制ででてくれば、注釈者なら、待ってましたとばかりに解説する。当然、それが仕事なのである。この本でも、見て明らかな接続法についてはよくやっている。が、もっと微細な時制に関して見落とされているところがあって、うかつである。また、これはミステリ小説なので、気持ち悪い殺人が描写されるわけであるが、同時にそれと接して言葉遊びの部分がちゃんとある。太田は断ってないが明らかに先行訳を参考にしており、ただ部分的に、新翻訳者としての自己主張なのであろう、新しい訳語を出してもいて、かつ、そのことにより墓穴を掘る。被害者の女性がスカーフの隅に形も大きさもオリーブのような木の小さいマスコットを結わえ付けた、そこにルパンが着目して言う場面。いままで誰もきづかなかったそこに、ルパンが被害者の細工で空洞(un petit vide)が彫られているのを見つけ(しかし絹糸が巻き付けられているので目に立たない)、そこに被害者がサファイヤを隠していたはずだと推理する。その宝石こそ殺人の動機だったはずであり、その宝石はまだ見つかっていないが、すくなくとも意図の明瞭な隠し場所が見つかった。有力な手掛かりである。したがって、それは長島良三訳のように「穴」なのであり、太田のが訳したように「くぼみ」ではない。凹ませたのでも窪ませたのでもないのである。小学生でも分かる太田の奇妙な言葉の感覚。YouTubeではこの短編集の全文" les Confidences d'Arsène Lupin"が読めるし朗読を聴くことができるから、それを楽しんでもらいたい。訳は偕成社ルパン全集の長島さんの訳がいい。
de 太田 浩一
4.3 5つ星のうち (1 人の読者)
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