禁じられた治療法～手術と投薬を好む整形外科医によって隠ぺいされた疼痛治療の真実とは？～

これだけ嫌われている治療家もなかなか居ないと思います。アンチvs協会ってとこでしょうか。タイトルを見て「これはっ!?」と惹きつけられましたが、その理由はどこにも書いてありませんでした。終始治療方法とお金お話し。どうして隠蔽されたのでしょうか？これを読んで思ったことは、著者が患者さんの痛みをすべてお金に変換することを考えている為なのかなって思いました。しかし医師は診断権を持たない著者と違い病気や怪我等を検査し診断を下し、また理学療法士は医師の診断により著者が手を出せない分野を背負って施術を行っている。頭が下がります。ken yamamoto氏のセミナーで勉強してからこの協会のセミナーを受けた為、かなり程度が低いと感じちゃいました。インストラクターは私の疼痛を軽減させることもできなかったですし、「これが大腰筋です」って腹直筋触っていうけどそんな浅いとこにはないし・・・。解剖実習で勉強している先生方は失笑していました。理論も語っていましたが、「その考え方だったら真反対になりますよ」の一言で黙りこくる始末。しかし、この手技で疼痛が緩和することもあるんです。手技適応範囲での3割くらいには効果あるんですね。治療前治療後の評価もとても良いことと思います。疼痛が緩和されなければ「どこをどう治療すればよいか？」、こういう考えも良いと思います。著者はまだまだ伸びる存在でしょうから、筋膜がどうこう言ったり、深部の筋肉を触れるとか、そういう不確定要素を知ったかぶらないでもっと解剖学を勉強して深く追求してから本を出されるほうがよい思いました。現時点では間違った知識を広めて恥をさらすだけです。ちなみに商標登録した「疼痛誘発動作」は整形外科医が以前から使っている用語で、それを商標登録して「自分のモノだ」とするって治療家として如何なモノでしょうか？